レプトスピラ感染症について

2023/11/02

先月、大阪南部にてレプトスピラ症の発生が報告されました。
人にも感染しますので、ワンちゃんも飼い主様もご注意ください。
※現在、追加の報告はございません。

【レプトスピラ感染症】
ネズミなどの野生哺乳動物の腎臓に保菌され, 尿とともに排出され水や土壌が汚染されます。
レプトスピラを含む尿、汚染された水や土壌などが口や傷口、目などの粘膜から感染します。
淡水や湿った土壌中では数ヶ月生存すると言われております。

【症状】

主な症状は、黄疸(黄色くなる)、食欲元気の低下、発熱、嘔吐などです。
出血(血尿、血便、鼻血など)の症状が出ることもあります。
 
【予防】
予防にはワクチン接種が有効です。
しかしレプトスピラには多くの血清型があるためワクチンに含まれていない型には効果がありません。
ワクチンを打っていたとしても、野生動物に近づかない、不用意に川の水を飲んだり、入ったりしないことも大切です。

レプトスピラ症は急速に進行してしまうため、適切な処置を行ったとしても死亡率の高い病気です。
そのため
感染しないよう注意が必要です。